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栽培適地で生産量全国ナンバー1、青森の「カシス」

2019年06月04日

栽培適地で生産量全国ナンバー1、青森の「カシス」

本日ご紹介するのは、青森で栽培される「カシス」です。

「カシス」はフランス名で、英名では“ブラックカラント”、日本では昔から“すぐり”
と呼ばれています。日本で昔からは赤すぐり、白すぐりなど山に自生していたと
されています。

◆カシスとは?
ユキノシタ目スグリ科スグリ属に分類される低木です。
世界ではポーランドで生産が盛んに行われ、日本では青森県が生産量全国ナンバー1です。
日本名のすぐりは漢字で酸塊。文字通り、酸が強く、ほんのりとカシスならではの苦みも
感じられる木の実です。

◆青森で生産量が多い理由
カシスリキュールを使ったカクテルの人気が高まった時代、そのリキュールブランドから
日本でもカシスの名が広く知られてきました。

青森県で栽培されたのは、1960年代にドイツから苗木を取り寄せたことによって伝わったと
され、青森市の農協婦人部によって栽培がはじめられました。
夏季冷涼な青森の気候が合っていたこともあり、あおもりカシスの会(栽培を開始した
農協婦人部が旧団体)が発足され、急速に広まりました。

あおもりカシスの会
https://www.aomoricassis.com/

◆青森県のカシス

【収穫時期】7月
【主な栽培地域】青森市、七戸町、十和田市など

大規模な栽培が行われているポーランドでは機械で収穫などが行われていますが、
青森のカシスは基本的に完熟したカシスを手摘みで収穫されています。
青森市で作られている「あおもりカシス」はドイツから苗木が取り寄せられてからこれまで、
品種改良せずに栽培してきたため、原種ならではの風味、栄養成分が感じられます。

◆カシスの効果
目の疲れや筋肉の凝りに
カシスに含まれるアントシアニンには、眼精疲労の改善、“ピントフリーズ現象”を改善する働きがある
とされています。また、抹消血流を活発にさせる働きにより、筋肉のコリをほぐす効用も確認されて
います。特に目や腰に対しては、摂取することでパソコン使用後の疲労具合を軽減させることも
明らかになっているそうです。

血流改善
カシスに含まれるカシスポリフェノールは、末梢の血流を改善する効果が確認されていて、肩こりや
冷え性に効果が期待できるだけでなく、顔面の血流も向上させ、目の下の「クマ」の解消も期待できる
とされています。

青森県産機能性食品素材データベース引用
http://www.21aomori.or.jp/kinou/index.html

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旬の時期しか味わうことができない、青森県の「カシス」を
是非皆さんも食べてみてくださいね!

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