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ついに収穫!世界No.1「りんご」品種ふじ!

2016年11月02日

ついに収穫!世界No.1「りんご」品種ふじ!

10月が終わり一気に冷え込むようになった青森県。
津軽地方の秀峰と言われる岩木山は麓付近まで雪化粧を始めました。
りんごの着色管理(葉量の調整)やツル回しをしていた生産者さん達も
11月に入り収穫を始めています。

今日はりんご品種の王様、世界でも人気の品種“ふじ”を中心に
青森県の晩生品種のりんごたちをご紹介します。

―まずは人気の定番品種の“ふじ”から!―
■ “ふじ”が世界中で人気になったわけ
<味のバランスが良い>
「国光」と「デリシャス」の組み合わせから産まれた品種で、
発見当初から濃厚で甘みが強く、注目を集めました。
他にも美味しい品種がありますが、品種が生まれてから今まで
甘みと酸味と食感のバランスが絶妙な“ふじ”は結果として
生産者にも消費者にも認められ、これまで作り続けられてきました。

<貯蔵性が高い>
“ふじ”が生まれた当初から日持ちがする事で知られ、人気に
拍車がかかりました。
りんごの大産地の青森県では冷蔵技術を発達させ、
さらに日持ちをさせるため、“ふじ”を始めとした品種を
CA貯蔵というという大型冷蔵庫で休眠状態にさせ、
年中流通できるようにしました。
この技術の発達も“ふじ”の必要性を強めたと言えます。

<その他>
品種誕生時は色付きが悪く、果実が割れる等のデメリットも
ありました。
そこで、りんご栽培を研究し、先駆的な成果を挙げている
篤農家達よって、“ふじ”の性能を引き出すための試作を通じて、
栽培方法等の開発が進められました。
その結果、食味に優れ、色付きもよく、流通性にも優れたものとなり、
世界的に有名なりんご品種となったのです。

■ その他、晩生種
(11月頃~採れ始めるりんご)
王林
収穫時期:10月下旬~
見た目とは異なり酸味がほとんどなく、甘みが強い品種でサクサク
した食感と独特の香りが特長です。

シナノゴールド
収穫時期:11月中旬~
酸味が強めで加工用としても人気の高い品種で果肉は緻密で
果汁が多く生果でももちろん人気です。

アンビシャス
収穫時期:11月上旬~
酸味はなく、梨のようなトロピカルフルーツのような甘みで
他のりんごとは違った魅力があります。ほとんど出回っていません。

あいかの香り
収穫時期:11月上中旬~
甘みが強く、酸味が少ない品種で、蜜が全体に入りやすい、
少し大きめの品種です。

金星(きんせい)
収穫時期:11月上中旬~
袋がけをするとクリーム色のような美しい黄色の皮になる事から
金星と名づけられました。強い甘みと他にはない香りが特長です。

国光(こっこう)
収穫時期:11月上中旬~
ふじが登場する前、100年ほど青森のりんご産業を支えてきた品種。
雪が降るころまで生るため、青森県では別名:雪の下とも呼ばれていました。
今では希少品種です。

春明21
収穫時期:11月中旬~
硬めの果肉で、貯蔵性が非常に高く適正に冷蔵保存することで
初夏頃まで貯蔵が可能なんです!

美丘(みおか又はさしゃ)
収穫時期:11月中旬~
ふじと世界一を掛け合わせた400~500gの大玉になるりんご品種です。
貯蔵すると香りと糖度が増し、味が濃いりんごになります。
各品種の生産者を知りたい方はコチラからお問い合わせください!

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どんどん寒くなるこの季節、体を温めると言われている
りんごを積極的に食べてみませんか?
この冬は人気の“ふじ”に加えてどの晩生品種を食べてみたいですか?

◆さまざまな晩生りんご品種が気になる方へ
青森県にはりんご生産者がたくさんいらっしゃいます。
11月のりんごを栽培する生産者さんはコチラからどうぞ!

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